遅ればせながら、朝の連続テレビ小説「おむすび」が最終回を迎えました。
「歴代ワースト」などとも言われているようですが、私は半年間、欠かさず見続けました。
栄養士が主役の朝ドラへの期待
このドラマが始まる前、服部幸應校長と「今度の朝ドラは栄養士が主役ですね。ワクワクします!」と話していたことを思い出します。
この話題で美味しいお菓子をいただこう!と思っていた矢先に校長が亡くなり…あっという間の半年でした。
栄養士を一人の人物に集約する難しさ
「おむすび」は、実在の歴史上の人物ではなく、架空の1人の栄養士の物語でした。
しかし、様々な栄養士の経験を一人の人物に詰め込んだため、感情移入しにくかったと感じます。
だからこそ、このドラマを通じて「栄養士の仕事を伝える難しさ」を改めて実感しました。
栄養士の多様な働き方
栄養士の仕事は多岐にわたります。
- 職場の違い
- 学校給食、保育園、病院、高齢者施設、福祉施設(設置義務のある場所)
- 企業の社員食堂、商品開発、品質管理
- 行政、個人事業(メニュー開発、執筆、教育)
そして栄養士にたどり着いた理由(バックグラウンド)も違います。
- 栄養士を志した理由の違い
- 家族の病気をきっかけに
- 自身の肥満や拒食症の経験から
- スポーツを通じて
- 「美味しいものを多くの人に届けたい」という純粋な想い
「おいしかったよ」の一言がご褒美
すべての人に「食」があり、誰もが「大切な人に美味しいものを食べてほしい」と願っています。
私たち栄養士は、その想いを支え、持てる知識を総動員して食事を提供していく。
そして、たった一言、
「おいしかったよ」
この言葉が、私たちの最大のご褒美なのかもしれません。
企業理念「食を通して幸せをつくる」
オフィスナトリエの企業理念は、
「食を通して幸せをつくる」
このドラマを見ながら、改めて自分の思いを再確認し、最終回を見届けました。